第28期修了生:中村 省吾
■ 福井建設(株)勤務(大工・鉄筋・とび・土工事業) ■ 建築基礎躯体施工科修了 中学時代、様々な職業に憧れました。その頃、唯一興味があったのはモノ造りで、高校を決める際どうせなら建築に関する仕事に就きたいと何となく思い、地元の工業高校の建築科に入ることに決めました。 高校では、普通科目は正直嫌いでしたが、工業科目の中で特に構造が楽しく、学ぶ度にもっと知りたいもっと学びたいと思いました。苦手な科目もあり、一時期本気で辞めようとも思いましたが、親にも苦労かけて通わせてもらっていて、何より自分で選び決めた学校だったので、ここで辞めてしまえば負けだと思い、気持ちを新たに高校生活を送り出しました。 高校二年生の夏休み前、担任の先生がインターンシップに参加したい人を募集していて、自分は必ず参加したいと思い、担任の先生へ申し込みました。インターンシップで行った広島建設アカデミーでは、校長や指導員から直接色々な実際の建設現場のことや社会人としての心構えなどの話を聞いたり、足場実習や鉄筋実習をさせていただいたり、学校では学べないことを体験できたました。 二年生のこのインターンシップで現在の会社のことを知りました。その後、更に建築工事への興味が強くなり、この会社で働きたいと思う様になりました。そして、このインターンシップが縁となり、今の会社へ入社することが出来ました。 入社し二ヶ月間、広島建設アカデミーでの研修を受けました。そこでは、多くの講師の講義や実習などを行い、建築工事の基礎知識、安全管理、技能、技術を身に付けることができました。 しかし、この研修で学んだことは建設業で必要な知識・技術のほんの一部でまだまだ勉強しなくてはいけないと思っています。そして、研修で一番為になっていると思うことは、三泊四日の江田島研修で、学んだと言うよりは、心で感じることの出来た協力チームワークの大切さ、仲間の大切さ、どんな人でも一人では生きていけないというう事でした。 それは、仕事でも共通することです。人一人で一の力でも二人三人となれば十にも百にもなると思いました。 自分にはこの業界で叶えたい夢があります。躯体三職を全てマスターすることです。正直難しいことだと思いますが、やってみなければ分からないし、何年何十年かけてでも叶えたいです。その為には、一日一日の仕事を一生懸命こなし、一つでも多くのことを身に付け、少しずつでも成長することが大切だと思います。 まだ一ヶ月余りしか現場に出ていなくて、何も出来ない自分への苛立ちや不安を感じることや、暑さや雨、色々きついなと思うこともありますが、その反面現場での喜びや楽しさも感じています。 今は何もない自分ですが、これからの努力次第で夢だって叶えることも出来ると信じ頑張ります。自分で進むことを決めた、この道だから諦めたくない、投げ出したくない。出来るか、出来ないかではなく、やるか、やらないか、と言うことをモットーに、何事にも挑戦していきたいと思います。 誇りあるこの業界を自分達のような若い世代の人間が受け継ぎ、盛り上げていかなくてはならないと思います。 |
第28期修了生:中村 省吾